平成25年度は「元気の出る話題 パート2」をテーマとし、活動をスタートしています。今回の研究会は、メインテーマに関わる先端を行く技術の紹介を含め3つの演題で企画しました。あわせて、年1回開催を予定しています会員相互の交流を図る交流会も開催いたします。
資源のない日本にとってエネルギーの確保は近年の大きな課題です。宇宙からエネルギーの伝達媒体として電波を活用し、地上で発電する技術の開発が進められています。この先端を行く技術の紹介から課題や可能性、地球上でどのような土木技術が必要となるかなど、この先端研究で活躍されている石川容平先生に講演いただきます。
近年GPSの精度の向上やレ-ザースキャニング技術の発展にめざましいものがあります。高精度GPSとレ-ザー計測システムを自動車に搭載して交通を阻害することなく高速で高精度の計測が可能となってきました。土木構造物の3次元計測からトンネル断面の計測、路面の性状から路面下の空洞探査まで、技術の開発に関わってこられ、実用レベルに技術を完成された西川啓一氏と片山辰雄氏から、直接講演いただきます。
また、地元の話題として,淀川下流部の左岸において計画されている堤防と一体となった淀川左岸線(2期)事業の計画の概要について、国土交通省近畿地方整備局河川情報管理管の岡村政彦氏と大阪市建設局道路部特定街路担当課長の仲野 満氏に、講演いただきます。
また、講演会終了後、講師の先生方を囲み、会員相互や参加者との懇親を図る交流会を開催します。興味ある話題の講演会であり、各位には交流会も含め多くの方々の参加をお待ちしております。
今回の講演会は、土木学会CPDプログラム及び土木施工管理技士会CPDSプログラムです(登録申請中)。
記
主 催:(一財)地球システム総合研究所
後 援:京都府土木施工管理技士会
日 時:〈講演会〉平成25年7月26日(金) 午後1時30分~5時10分
〈交流会〉 午後5時20分~7時30分
場 所:京都大学楽友会館 2F 講堂(京都市左京区吉田二本松町 TEL 075-753-7603)
(交流会:1Fレストラン)
定 員:100名
参加費:〈講演会〉 資料代2,000円(法人・一般会員は年会費に含まれています)
〈交流会〉 3,000円(当日会場でお支払い下さい)*当日のキャンセル不可。やむを得ず欠席される場合は1週間前(7/19)までにご連絡下さい。
【内容・講師】
13:30~13:35 開会挨拶 京都地盤研究会会長 大 西 有 三
(前京都大学副学長)
13:35~14:40 「マイクロ波ミラー衛星と海洋インバースダムを中核にしたグローバルスマート グリッド構想-宇宙太陽光発電衛星へのステップ-」
京都大学生存圏研究所 電波応用グループ 特任教授・総長学事補佐 石 川 容 平
14:50~16:10 「3次元レーザースキャニングの土木への適用」
○走行型計測装置MMSによる3次元計測の可能性
元三菱電機(株)IT宇宙ソリューション事業部担当部長 西 川 啓 一
○路面下空洞調査の新技術-GIMS-Kによる道路陥没危険箇所調査方法
(株)環境総合テクノス 土木部長 片 山 辰 雄
16:20~17:10 「淀川左岸線2期工事の建設計画の概要」
国土交通省近畿地方整備局 河川情報管理官 岡 村 政 彦
大阪市建設局道路部 特定街路担当課長 仲 野 満
17:10~ 閉会挨拶 京都地盤研究会副会長 大 津 宏 康
(京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻 教授)
【交流会】17:30~19:30 交流会 (会場:京都大学楽友会館 1F レストラン)
申込み方法:平成25年7月19日(金)までに別紙FAX用紙に、申込み代表者名、参加者氏名、勤務先所属等を記入の上、事務局までお申し込み下さい。
申 込 先:財団法人地球システム総合研究所内 京都地盤研究会 宛
(TEL: 075-256-4322 FAX: 075-256-4330)