京都地盤研究会は、令和7年度のメインテーマを「地盤と災害」とし、メインテーマに関わる話題を中心に、今年度の最初の研究会となる第88回研究会を以下の内容で開催します。
最初の講演は、地質や地盤のリスクについての講演です。昨年の能登半島地震による地質に関わる災害や埼玉県の道路陥没事故など地質や地盤に関するリスクに関心が集まっています。インフラ構造物を設計や施工を担当する技術者に取って地質や地盤リスクの評価は極めて重要です。これらの問題に取り組まれてきた土木研究所地質監の阿南修司様から最近の災害や事故例の紹介も含め、地質・地盤リスクマネジメントに関わる現状と課題について講演いただきます。
二つ目の講演は、全国の液状化ハザードマップ作成に取り組んでこられた応用地質株式会社の濱田俊介様から、その作成の苦労や内容について講演いただきます。三次元地盤構造モデルを作成し、インフラ施設の液状化被害推定手法を用いてハザードマップを作成されています。地震時に地盤の液状化が発生すると、地盤下や上にある構造物にとって甚大な被害を発生します。災害に立ち向かう宿命を負う土木技術者に取って、必須の知識である液状化のメカニズムから対策技術の基礎まで、必要な知識の取得につながる有益な講演です。
三つ目の講演は、近畿圏内で現在、注目される大阪湾岸線や淀川左岸線などを含む大きな道路建設に関わるプロジェクトの講演です。近畿地方整備局浪速国道事務所で進められているそれらの重要なプロジェクトに、陣頭指揮をとって取り組まれている責任者の浪速国道事務所長の中西健一郎様から、これらの計画から工事まで、めったに聞けない興味ある内容の講演をいただきます。
今回の3つの講演は、いずれも土木のさまざまな分野を担当する技術者にとって、極めて有益な講演です。
講演会終了後、年一回の恒例の、「講師の先生方を囲み、会員相互や参加者との交流を深める」交流会を開催いたします。交流会も含め多くの方々の参加をお待ちしております。
講演会は、土木学会CPDプログラム及び土木施工管理技士会CPDSプログラムとして登録申請中です。
申込み方法:研究会と交流会の参加申込は令和7年7月24日(木)までに、Web申込手続きをお願いします。
法人会員の方は登録代表者のアドレスを確認して参加申込下さい。
会員外の方で参加希望の方は、HPからWeb申込手続きをしてください。
交流会も含め当日のキャンセルは不可です。やむを得ず欠席される場合は、1週間前(7/24)までにWEBの参加申し込み画面よりキャンセルの手続をお願いします。電話では対応しておりませんので必ずご自身でお手続きお願いします。キャンセル可能期日を過ぎますと受付できませんのでご注意下さい。
*注意事項)今回の研究会より講演資料の配付はありません:すでに会員様へは総会でご案内させていただいていますが、今回の研究会から講演資料を前日までにPDFで配信いたします。(講演者の都合により配信できない場合もございます)、資料が準備出来次第参加申し込みされた方へお知らせをいたします。当日の印刷物のお渡しはありませんので各自で印刷しご持参いただくかノートPC、タブレット・スマホにダウンロードしてご準備ください。
なお、ご事情によりご自身で準備が困難な方で紙ベースの講演資料が必要な方は、事務局のメールアドレス[info@kyotojiban.com]に「件名:講演資料希望」とご記入の上ご連絡下さい。資料の費用はかかりません。当日受付にて「資料を申し込みました」とお伝え下さい。
※土木施工管理技士会連合会によるCPDSの認定証明が必要な方へ
参加申込画面にて申請(チェック)が必要です。後日の発行はいたしません。
当日は、ご本人を証明する顔写真付きのCPDS技術者証または運転免許証をご持参下さい。
法人会員 | 年会費を支払い済みの登録法人で、人数にかかわらず参加料は無料 |
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個人会員 | 年会費を支払い済みの登録個人で、登録者自身の参加料は無料(代理出席可) その他の参加者は一人あたり資料代として参加料¥3000が必要 |
特別会員 | 大学及び官公庁関係の技術者及び過去に研究会で講演を行った方が対象で、参加料は無料 (代理出席可・役所ごとにまとめての参加申込はFAXでの対応可能。連絡は担当者宛にいたします) |
ゲスト | 会員として登録していない参加希望者で、複数人の申し込みが可能。研究会当日、一人あたり資料代として参加料¥3000が必要 |