京都地盤研究会 第75回研究会

75回京都地盤研究会のライブ配信の実施およびCPDSCPD単位認定について

令和3年1月27日開催予定の第75回京都地盤研究会について,既に開催案内を配布させていただき,多くの方から参加申込をいただいております。一方,新型コロナウィルス感染症は,年末年始から感染拡大の傾向を示し,残念ながら非常事態宣言が発せられる状況に至りました。会社によっては会社の定めるコロナ対応で、会場での受講ができない事情も生じています。このような情勢を受けて,第75回研究会は,会場での講演に並行してライブ配信も実施することとしました。

なお、ライブ配信を希望の方は、以下の講演集をダウンロードしてください。開く際のパスワードは事務局からの案内メールに記載されております。 *ご注意:講演集3はファイル容量が大きいので、ご注意ください。

 

【ライブ配信受講の申込方法】

  • Zoomによる配信を行います。
  • Zoomによる受講希望者は,会員・非会員の区別なく既に申し込みされた方,これから申し込まれる方,共に

ikuo-yasukawa@u01.gate01.com

宛にメールで申し込みをお願いします.その際,メール件名は「第75回研究会ライブ受講希望_氏名」とし,「会社名」「ご所属」「お名前」「Zoom URL送付先メールアドレス」を本文に記載して下さい。

  • 記載いただきましたメールアドレスに,研究会の前日(1月26日(火))午後にZoom URL,資料ダウンロードサイト情報と利用の注意をお送りします。
  • 事務局のライブ配信の準備の都合上,ライブ配信申込の期限は,1月25日(月)の午前までとします。

CPD,CPDSの単位取得証明書の発行については,認定機関の認定方針に従って次の対応を取らせていただきます。

  • CPDSの単位認定が必要な方は,会場で受講いただき,研究会終了後に受講証明を受け取ってください。 Zoomによるライブ配信を受講されても受講証明は発行できません。
  • CPDの単位認定が必要な方は,できるだけ会場で受講くださることを推奨します。ライブ配信受講の場合は,受講後にメール(ikuo-yasukawa@u01.gate01.com宛)で連絡いただければ(必ず証明書の送付先住所も明記下さい)、受講証明書を後日お送りいたします。

 

令和2年度のメインテーマを「地盤とリスク」とし、今年度の3回目となる第75回研究会を企画しました。

近年、異常降雨による豪雨災害が毎年のように発生しています。豪雨時に災害から市民を守るはずの河川堤防が破堤し大きな問題となっています。河川堤防の破堤の原因などについてこれまで中心課題として研究に取り組んでこられた名城大学教授の小髙猛司先生から、地盤工学会で取り組まれてきた研究成果も含め河川堤防の問題について講演いただきます。小髙先生には平成30年の第68回研究会でも講演いただいていています。

次は、豪雨災害をいかに防ぐかの講演です。近年の豪雨災害を受けてダムの役割について注目されています。過去の一時期において、ダムにたよらない治水行政がよいことともてはやされ、ダム計画が中止や休止になりました。その河川の流域で甚大な被害の豪雨災害が発生しています。国土交通省近畿地方整備局の河川部長の豊口佳之様より、ここ数年の豪雨災害の実態と災害に立ち向かうダムの役割など、治水行政で取り組んでおられる内容も含め、われわれにとってめったに聞けない話題について講演いただきます。

最後の講演は、超高速で電子と陽電子の衝突実験を行うためのリニアコライダーについての講演です。未発見の素粒子などの解明のため、高いエネルギーで電子を衝突させる実験装置のリニアコライダーが必要で、それには地中に直線で長さ20km(第1期)のトンネル工事が必要です。この国際的な計画を日本で中心メンバーとして取り組んでおられる東京大学特任教授の山下了先生からリニアコライダーの必要性から、その技術内容、土木が分担する工事と土木の貢献内容について講演いただきます。

今回の3つの講演は土木施工を担当する技術者にとって、極めて有益な内容の講演です。興味ある話題の講演会であり、京都府の指導に従ったコロナ対策を取りながら、多くの会員に参加いただけるようにしています。

本講演会は、京都府土木施工管理技士会および公益社団法人土木学会 岩盤力学委員会の後援をいただいています。また、講演は土木学会CPDプログラム及び土木施工管理技士会CPDSプログラムとして登録申請中です。

 

主 催:一般財団法人 地球システム総合研究所

後 援: 京都府土木施工管理技士会

土木学会 岩盤力学委員会

日 時:令和3年1月27日(水)     午後1時30分~5時

会 場:京都経済センター 7F 京都商工会議所A・B会議室

定 員:100名(会場の許容定員とコロナ対応の関係で会員優先)

参加費:資料代2,000円(法人・一般会員は年会費に含まれています)

【内容・講師】

13:30~13:35  開会挨拶            京都地盤研究会 会長  大  西  有  三

(京都大学名誉教授)

13:35~14:35  「河川堤防に関する最近の話題 -地盤工学会の最近の取組を中心として-」:

名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科 教授 小 髙 猛 司

14:45~15:45  「治水行政に関する最近の話題 -ダムの話題を中心として-」:

国土交通省近畿地方整備局 河川部長 豊 口 佳 之

15:55~16:55  「国際リニアコライダー計画の展開と土木技術の重要性」:

東京大学 素粒子物理国際研究センター 特任教授 山 下  了

16:55~17:00      閉会挨拶     京都地盤研究会 副会長 岸 田  潔

(京都大学大学院工学研究科 教授)

 

申込み方法:令和3年1月20日(水)までに別紙FAX用紙に、申込み代表者名、参加者氏名、勤務先所属等を記入の上、事務局までお申し込み下さい。

申 込 先:(一財)地球システム総合研究所内 京都地盤研究会 宛(TEL: 075-354-5020  FAX: 075-354-5030

※お願い:事務局にはスタッフが常駐していません。ご用の場合は、080-5632-2278(事務局担当代表幹事 安川)まで連絡下さい。

新型コロナ感染拡大等の情勢の変化で開催様式の変更が生じることがあることはご承知下さい。また、参加者は必ずマスク着用で参加下さい。参加者は厚生労働省等の「接触確認アプリ」をダウンロードいただいた上で参加いただくことを推奨します。

:土木施工管理技士会連合会によるCPDSの認定証明が必要な方は、申込用紙にその要否をご記入下さい。当日は、ご本人を証明するCPDS技術者証または運転免許証をご持参下さい。